プリパラ #65「ダ・ヴィンチ・コーデ」思い出のオムライスが紡ぎ出す二人の絆と原点。
新たなドリームチームのメンバー構成はかなり予想外でした。




コスモとあじみの意外な接点や過去が明かされた大人組二人のメイン回!普段はアイドルであるらぁら達が中心となって話が進行するけど、デザインを専攻するデザイナー側の二人に焦点が当たっていたことで、普段とは若干趣を異にしている回だったかなと思う。そうは言ってもプリパラらしい勢いやテンションは健在で、あじみと対等に張り合うコスモも凄かったのだけど。
より優れたデザインを学ぶためにプリパリに留学していた学生時代の頃の姿を描くことで、二人のルーツに迫るのかと思いきや、単純にそうはならないのが一捻りしてあるところかなと感じる。今と昔の二人に際立って変化した部分はないかもしれないけど、コーデ対決で引き分けを繰り返し、どうにも立ち行かなくなった時に原点に戻ることの大切さを説いたのが今回の肝かなと。
コスモとあじみがメインの回だったのは間違いないと思うけど、同時に今後の展開に向けて布石を打つ意味合いも強い回だったと思う。最後に結成されたドリームチームと、またしてもバラけてしまったメンバーの構成。そして両者の間に漂った歪かつ不穏な空気の方に、物語全体の軸があったと言えるかもしれない。
みれぃが危惧していた通りチャームが反応しないとドリームチームを結成出来ない都合上、必ずしも望んだメンバー同士でチームを結成出来るとは限らない。サマドリの時点で既に分かっていたことでしたが、あの時と違い今回はソラミスマイル、ドレッシングパフェ、アロマゲドンの各ユニットのメンバーが見事に分断されているところがミソなのかなと。
特にソラミスマイルはサマドリに続いて二度目の分裂で、みれぃが不安視したことが現実のものとなってしまったので。新OPのカットを見ても今後特にみれぃに焦点が当たりそうな気配はあっただけに、三人一緒であることを改めて誓い合っていたソラミスマイルの動向は余計に気になるところかなと。その点は一緒ではなくなり不安げな反応を示したドロシーやみかんも同様。
ともあれコスモとあじみの対決を軸に、カオスな要素を散りばめつつ二つの間柄の「繋げ方」は非常に上手かった。二人が原点に立ち返り今と現在を繋げたこともなんですが、思い出のオムライス作りに際して卵や鶏を自ら調達してくるという両者の異常さの共通性によって、らぁら達側とコスモ側が繋がり、チーム結成の流れが自然と出来上がっていたところが巧みでした。
あじみのドリームチーム入りは何となく有るかな程度に考えていたのですが、逆にコスモのメンバー入りはかなり意外。いや、コスモ姉さんも現役で十分通用するというのは31話で証明されているのだけど、あれは異例中の異例のことだと思ってたので。異なる世代同士でユニットを結成するという点では、既存のユニットにはない目新しさもあって楽しみな部分もある。
全員が違うユニットからの選出でもあり、アイドルとデザイナー分野に依っている者同士で組む異色のユニットが繰り出すライブはどうなるのか。チャームが光らずに見ているに留まった側のアイドル達の動向は。そして未だ尻尾を掴ませない怪盗ジーニアスの横やりはあるのか。見どころ満載になりそうなオタドリ本番!話が大きく動き出しそうで楽しみなのです。



本編の感想でも触れた通り、今回のドリームチームのメンバーは各ユニットから選出されて、それぞれが頼りにしている者達と分断されたのが、一つ大きな特徴かと思う。ソラミで言えばらぁらは皆を繋ぐ中心だし、レオナとあろまの二人はドロシーとみかんにとって精神的な拠り所でもあり支えとなる人物でもある。その両者が離れた時にどうなるかということですね。
また新OPにおいて、みれぃのプリパラチェンジが他の子より若干優遇されてる感があるのはこれまでと同じなんだけど、今回のOPはそれ以外の部分でもみれぃに何らかの試練が訪れるのではないかと思しきカットが多用されており、その焦点の当て方が実に印象的でもありました。
ソラミスマイルで言えばらぁらは2回連続でドリームチームのメンバーに選出されてるし、そふぃ様はプリンスに才能を認められ目を掛けられている。みれぃ一人だけが取り残されるような展開もあのでは…と思うと少し怖くもなる。同時にファルルとふわりと一緒に居るカットもあるので、今後のドリームチームの変遷とメンバー構成は今まで以上に気にして見ていきたい。


OPの中でも準主要キャラの中にシレッと混じり、本編内においても着実に出番を増やしつつある雨宮君の恐ろしさと言ったらもうね。最近の存在感と言ったら半端なものではない。冗談抜きでプリパラデビューを果たしたとしても何ら不思議ではないと思えるくらい。
それは置いておくとして、真面目なことを言えば、仮に今後みれぃにとって上述したような試練が訪れるような事態に陥ったとするのなら、その時こそ南委員長を敬愛し見守り続けてきた者として、何か大きな役割を果たすような立ち回りをしてくれたら良いなと。勿論自分の妄想の中の杞憂で終わるのならそれに越したことはないけど。そんな重苦しい展開にはならないよね、よね?



試食専門で専ら食べる係の腹ペコみかんがひたすら可愛い。
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