もう一人ぼっちじゃない作業場で仕事をするクロードを手伝おうとする湯音。
一番小さな手袋を使おうとするがそれを見たクロードから思わぬ叱責を受けることに。
店から姿を消した湯音をクロードやギャルリの住人で捜索することになるが…。
湯音はもう立派にギャルリの一員であり家族になりましたね。
クローデル家以外の人と談笑する湯音クロードと二人で買い出しに出る湯音ですがギャルリの人とも自然に挨拶をして。
すっかり馴染んできているようで何よりですね。
猫好きであるヤニックの店の看板を見た湯音はそのモデルとなった猫のことが気になり。
首に鈴をつけているから見かけたら連れてきてくれと頼まれるが…。
お手伝いできます!湯音の細腕じゃ無理というクロードですが湯音は頑張って手伝おうとしてますね。
その姿を見ていたオスカーはクロードの子供の頃のようだといい。
幼少時のクロードのことを知りたい湯音は目を輝かせておねだりするようにクロードを見上げw
こういう反応をする時の湯音は可愛すぎますね。
感情的になってしまうクロード作業場の中で一番小さな手袋を掴みこれなら手伝えるとクロードに向き直る湯音。
しかしそれを見ていたクロードは表情が一変しもう本当にどこかに行ってろよと一喝。
状況が飲み込めない湯音はただただ落ち込むことしかできず。
オスカーに事情を伝えずにただ怒られる湯音の身にもなってみろと言われるクロード。
しかしクロードは言ったところで何も変わらないと話すことを拒否する。
あの手袋は父親の遺品だった湯音があの手袋を手に取ったのは一番サイズが小さかったから。
オスカーはその事に触れあの手袋がクロードの父ジャンの遺品であることを語り。
ジャンは小柄で手が小さく繊細なものを作ることが得意だったと教えられる湯音。
宝物でもないし気にすることはないと湯音を励ましクロードからの伝言を伝えるオスカー。
どこかに行ってこいとは言ったが位っていいのはギャルリの中までだと。
オスカーさんのおどけた言い方、そしてクロードの気遣いを感じ取った湯音も一安心ですね。
湯音が姿を消してしまい…店の外から鈴の音が聞こえてきた湯音は猫がいると思い探しに行ってしまう。
そして店から湯音がいなくなっていることに気づいたクロードは言い知れぬ不安に駆られ。
ギャルリの中を探すも湯音は見つからずアランの一言で外へ行ったのではと更に不安に。
アリスは本当に湯音思いのいい子です一度店に戻ってきたクロードはアリス達が来ていることに気づき。
湯音がいなくなったことを聞いたアリスは当然お怒りに。
アリスを直視できずにたじたじで言い訳するクロードは面白かった(笑)
もしも家出なら今度こそ湯音は自分が連れて行くと言い残し去っていくアリス。
既に物珍しい日本人少女ではなく友人として心配しているんですよねアリスは。
アイキャッチ~♪
ギャルリの中ではあるけど…総出で湯音を探し回るが一向に見つからず。
ヤニックの店から出たクロードは鈴の音に導かれてギャルリのある一画へ。
上を見上げたら屋根の上に昇っている湯音の姿を発見し。
ギャルリの中なら良いとは言ったが屋根の上ってとぼやくクロードの気持ちが分かります(^^;
その猫はもういないヤニックが語った猫は10年前に既にいなくなっているというクロード。
いつも傍にいるのを確認するためにつけた鈴だがそれをつけたせいでいなくなってしまった。
本当に皮肉な話ですねぇ。
異国の地にいるだけで大変なのに面倒事に首を突っ込む湯音に理由を尋ねるクロード。
一人だけ何も出来ないことが一番大変と考えギャルリの役に立ちたかった湯音。
しかしそんな湯音にクロードは怪我せずに自分の傍にいることが仕事だといい。
ショックを受けた湯音は後ずさり足を踏み外しそうに…。
湯音だけじゃないかつて何も掴むことが出来なかった時のみじめさ。
クロードは何も出来ないのは湯音だけでなく自分もオスカーも同じだと湯音に伝え。
心からの叫びは湯音の心に確実に届いたようですね。
父親について湯音に話すクロードかつてグラン・マガザンでの仕事中に目の前で父を亡くしたクロード。
前回グラン・マガザンへ行くのを反対したこと、アリスの態度はこれが原因だったんですね。
失って初めて父親が自分が思っていたよりずっと小さいことに気づいて。
小さな手袋を見てかつての自分を笑ってやっているから触れられたくなかったと。
それにしても湯音はクロードのことを本当によく見てますよね(笑)
今確かにここにあるもの今度一緒にグラン・マガザンへ行きそこで改めて父のことを話すと約束して。
ギャルリを二人で見下ろしクロードは父の愛したギャルリはここにあると語り。
かつて父の手を掴めなかったクロードにとって湯音が傍にいるだけで、
自分の手が大きなものを確実に掴んでいると実感できるんですね。
屋根の上からギャルリを見渡し二人が手を繋ぐこのシーンは本当に最高でした。
ギャルリの家族になりましたね下駄を落とした湯音をお姫さま抱っこして戻ってきたクロード。
オスカーさんとアランのにやけ顔が面白かったw
湯音のためにギャルリの沢山の人が心配して集まってくれて。
心配を掛けたことを謝る湯音ですがオスカーさんはそうじゃないと言い。
「湯音はいるだけでこんなにみんなを安心させているじゃないか」格好良すぎるぜオスカーさん。
最後の最後でいいとこ持ってってくれましたね(笑)
集まってくれたみんなを見てパリでの自分の居場所を実感したであろう湯音。
ギャルリの家族になれたかをクロードに確認して嬉し涙を流し笑顔を見せて。
湯音の成長、交流の広がりを感じさせてくれる良いラストでした!
異国の地、異なる文化と言語、考え方の違う周囲の人間。
最終回はこれらに対しての湯音の成長を確認させてくれる回となったと思います。
湯音はパリの暮らしに慣れて言葉も上達し周囲の人間と打ち解けて。
初めてギャルリを訪れた湯音は周りの人間で知っている人物はいませんでしたが、
いつの間にか交流の輪は広がっていました。
以前迷子になった時はクロード以外に探してくれる人はアランくらいでしたが、
今回はギャルリの人が大勢湯音を探すことに協力してくれました。
この対比が湯音の成長と交流の広がりを実感させてくれる要因になってるかなぁと思いました。
そして個人的にこの作品で魅力的に感じた点が。
それは以前にも触れたんですが舞台背景の丁寧な描写にあると思っています。
この作品は他の作品と比べても舞台がかなり限定されているのが特徴かと。
主要な舞台となるのはクロードの家、ギャルリ、ブランシュ家。
学校に行くことも他の街に行くこともないし当然海とかに遊びにだっていきません(笑)
当然登場する人物もそこに関連した人物に限定されてしまいます。
ともすれば飽きがきてもおかしくないですがそれを感じさせない作り込みがこの作品にはある。
作り込まれた世界観、丁寧な舞台背景はまるでそこにいるかのような臨場感を与えてくれる。
だからこそより深く登場人物に感情移入できる。
行われていることにも深くのめり込むことができる。
限定された舞台で飽きがこずに楽しめるのはそういった"深さ"がこの作品にあるからかなぁと。
そんな風に感じました。
とまぁよく分からん私見を長々と書きましたが言いたいことはたった一つ。
要するに私はこの作品が大好きだということだけです(笑)
前にも書いたようにクロワーゼはずっと見ていたいと思わせてくれる作品でした。
これも先ほど書いた臨場感を私が感じるからこそずっと見たいと思うのかもしれません。
この作品の暖かな異文化、人間の交流は本当に素晴らしかったと思います。
原作ストック的に先になるかもしれませんが願わくば続編の製作を切に願っています。
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