ご注文はうさぎですか?? #11「スターダスト・マイムマイム」ハプニングの連続が山での休暇を輝かしい思い出に昇華していく。
大自然の解放感がもたらす自然体のココア達の姿が本当に眩しい。




ハプニングこそ旅先で作る思い出の最高のスパイス!その時々では大変なんだけど振り返っ時に掛け替えのない思い出として残るのはトラブルであることの方が多いかもしれない。今回のハプニングはリゼパパのちょっとした悪戯心に端を発しているものだが、それがなければこれほど楽しいイベントにはならなかったかもしれないと思うと何が良い方向に作用するか分からないものだ。
しかしそれも周りの協力あってのもので誰と一緒に楽しむのかというのは、やっぱりとても大事なこと。リゼの責任じゃないけどホストとして責任を感じてる彼女を、誰一人として責めようとはしない。普段は凛々しくてしっかり者なだけに、ボロ泣きしてしまったリゼの姿が凄く印象に残るのだが、ごちうさ世界の住人の優しさに包み込まれて緩和されてしまう。
その優しさはチノも包み込んでくれていて、前回ラストで不安を口にしていた彼女を、大自然の中に徐々に調和させていってくれたように感じました。その中でもやはりココアは特別な立ち位置で。どちらかというとインドア派。初めて街から離れたて不安一杯なチノに対し、実家が大自然で似た環境で育ったココアに取って今回の山はまさしくホーム。
ホームに返ってきてテンションマックスなココアと不慣れな環境で不安げなチノの様子は実に対照的。普段の力関係が逆転してしまったのは、この要因があるからだと思うんだけど、それだけに頼りがいのあるココアの手を取り、彼女の言葉に聞き入るチノの姿が自然に収まる。本気で怒ってチノの身を案じるココアの言葉が重く、しかし優しさを伴って染み渡る。
直後のココアのノリはいつも通りのギャグテイストだが、不慣れであることを口にしていたことを知っているからこそ、一時でも目を離した自分の失態を本気で反省しているのではないかなと。かつえ三輪車で山越えしようとした自分を見逃さなかったモカ姉との比較も含んでの反省のようにも映り、色んな意味で「姉妹感」のようなものを感じられるシーンでした。
また不慣れであることはチノが昼間に最初に寝て最後に目覚めた要因にもなり、一人だけ眠れず取り残されることにチノが不安を覚えることにも繋がっていた。そのチノの新たな不安をココアが持参した「家のコーヒーの味」でホッとさせるのが粋な計らい。家族でなければ出せない物をさり気なく出せるところに、二人の姉妹性を感じずにはいられない。チノの身体の内と外の両方に温かさを与えるココアさんマジお姉ちゃんです。
超高速回転のマイムマイムや天体観測を経て、次第に環境にも馴染み、流れ星を見て「またみんなで遊びたい」と願ったチノの言葉が凄く良いですね。不安で一杯だったはずの山での休日が、チノの中で良い思い出となったことの表れ。そう思わせてくれたのが少しお馬鹿だけど優しい高校生組とチマメ隊。そして彼女の中でも特別なココアなのだと。
山に来た当初は対照的だったココアとチノが次第に類似性を帯び強固な結びつきを得る。最後にゾンビのドッキリを仕掛け返したのも、チノがココアに近づいたことの表れのようにも映る。同じドッキリに掛かり、ミノムシ状態で飛び出すココアとチノの行動は共通していて、二人はやっぱり似た者同士の「姉妹」なんだなぁと思わされる。そんな笑いがありながら心温まるオチにほっこりさせられる回なのでした。


天然千夜さんと純粋メグちゃんの珍しい組み合わせのやり取りが何気に面白くてツボに嵌った。千夜に関しては普段通りにボケていると言えばそうなんだけど、千夜の言葉を全く疑いもせずに聞き入れるメグの純粋さが眩しい。突っ込み待ちと言った時点で千夜さんのボケが計算に基づいてのものであることも窺えて、やっぱり
鬼畜和菓子って間違ってなかったんじゃないかと思ったり…げふんげふん。
純粋を通り越した真の天然は実はメグなのかもしれないと思ったり。仮に突っ込み待ちな千夜を知った上で知らぬ存ぜぬを決め込んでいるとしたら、本当に恐ろしいことこの上ないけどごちうさ世界にそんな子は居ないからね!本当に本当の純粋な子なんだ!メグには完全スルーされただけに「
明らかにヤバいやつ」を持ち帰った時のシャロの突っ込みが心に染み渡る。幼馴染って本当良いものだ。
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