魔法少女なんてもういいですから。 #06「会社勤めとは魔法少女の戦闘よりも過酷な労働なのかい?」捕まえられるリスク以上に重視すべきは日々の食事!?
たまには贅沢だってしたいのだ!


本来なら身内にすら隠すことが多い魔法少女に纏わるあれこれを、自分達から積極的に開示していくスタイル!ミトンがゆずかの魔力を栄養源にしているとか都合の良い設定があればこうはならなかったかもしれないけど、本作はこういうところはとことん現実的であります。生きていくために食糧が必要である以上、ゆずかだけではいずれ立ち行かなくなってしまうのも道理。
素質を持つ者以外にもミトンの姿が見えるようにすることは出来る、というのも一応新しく明かされた情報なんですが、そうなることでミトンが陥るかもしれないリスクよりも、たまに贅沢が出来るようになる方をアッサリ取る。つまりミトンにとってもきっとその程度のものなのです。本作においてはやはり魔法は日々を彩るスパイスのようなものであり、より重視されるのは日々の生活の中にある現実的な側面なのだ。
身内に隠し事をする云々よりも食費の心配をするゆずか、食事内容を気にするミトン。そしてミトンをして魔法少女の戦闘以上に過酷と評されるゆずかパパの労働は、いずれも日常の中に有り触れている現実的な要素を含んだものばかり。つまりそういうことなのではないかと思った次第。魔力を使って父の記憶を少し弄ったけど、それも日々の生活を円滑にするために使用されている。
ということで今回も日常系魔法少女作品に相応しい日常要素と魔法要素の配分だったのではないかなと。今回はいつものミトンに対する黒ゆずかこそありませんでしたが、ミトンをしてこんな酷い疲労は見たことないと言わしめる、ゆずか父が務める会社の安定の「ブラック」ぶりが透けて見えていて、別の意味で黒いオチに収束させていたのかなとも思えた。うむ、強引なこじつけだ!
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