魔法少女なんてもういいですから。 #10「完璧超人だよね……ペッ!」可愛くて優しくて何でも出来る完璧超人のゆずかさん。
唯一の苦手は魔法に関わるものばかり!


従来の魔法少女ものでは主人公が魔法少女としての素質を見出されて魔法少女になるが故に、魔法に纏わるものに関しては天賦の才を発揮し、それらが弱点になることは殆どない。逆に日常生活の中で必要な知識や技術の面で弱点や苦手なものを持つことが常であるが、本作ではやはり真逆なのです。
勉強も出来るし交友関係も問題なく運動能力にも秀でている。料理も出来て可愛いと非の打ちどころがないゆずかは、ミトンが思わず悪態を吐きたくなる程に、日常生活を送る上ではおよそ隙のない完璧超人なのです。そんな彼女が唯一苦手とするのがミトンのセクハラであり、やりたくないことは変身と断言する。つまりゆずかが不得手とする物は、全て魔法に関わりのある事柄ばかりというわけだ。
最後を除けば今回は久しぶりにゆずかとミトンのみでトントン拍子に進行する会話運びが面白い回でしたが、どこにでもある宿題をこなす光景の中で、欠点らしい欠点を見せないゆずかにミトンが絡んだ瞬間綻びが出るのが楽しい。基本的には温厚で心優しいゆずかを本気で怒らせることが出来るのは、世界広しと言えどもミトンくらいしかいないのではなかろうか。
変身時の水着姿を改善できれば魔法少女になることへの抵抗も幾分か和らぐだけに、ゆずかが色々と方法を模索するのも分かりますが、最後の最後で母親に目撃されるハプニング発生。変身の瞬間じゃなく部屋で水着で居る姿を見られただけかもしれませんが、今回ミトンが言っていたようにあれだけ水着に抵抗を示しながら適性衣装が水着の理由も、ゆずかママが関わることで判明するのかも。ということで次回も期待!



苦手なことと言えば割り箸を割ることとスナック菓子の袋明け。苦手なことすらゆずかの可愛さを引き立てるものとして作用していましたが、それ以外にも今回はゆずかの多様な表情を堪能出来て素晴らしい。これまでで一番感情の起伏が激しかった回だったような気もする。そういう意味では彼女の怒りと羞恥を引き出したミトンはいい仕事した…のかも!
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