嘘偽りのない気持ちを全力でぶつける吹音のためにトラウマを乗り切って全力で歌詞を書き上げた丈途。
丈途の歌詞を用いて1年3組は一丸となり合唱へ臨むことに。
若き天才達の熱い想いを乗せた歌と音が閃学園のホールに響き渡る。
まさに謎の感動という言葉が当てはまる最終回だったのではないかと思いました。
全力で歌詞を書く丈途3組のメンバーが合唱練習に入る中で一人歌詞を書き始めた丈途。
吹音に嫌われるかもという恐怖を振り切り吹音に対しても邪な妄想をしようと頑張り。
歌詞を書き上げた丈途だが出血しすぎで翌朝にはぐったりした状態に(^^;
丈途は通りがかった女子生徒に歌詞の入った封筒と吹音のクラリネットを託すが…。
1年3組の人数が極端に少ないと思ったのは私だけでしょうか?
予想以上に強面のお父様でしたクラス対抗戦の最後である合唱の直前に吹音を連れ戻しに来た父親。
予想以上に怖そうな顔をしていましたがはっきり顔が出たのはこれが初めてですね。
一方合唱開始前になっても姿を見せない丈途を心配する3組一同。
丈途が現れた時の来夏さんの表情が良いですね。
謡江から吹音に手渡されたもの丈途から歌詞とクラリネットを託されていたのは謡江。
恋敵になる吹音のために動いてくれる謡江さんは良い娘ですなぁ。
丈途からのメッセージを受け取った吹音は涙を見せて。
用件は済んだとばかりに吹音を連れて行こうとする父親ですがそこに創のロケットが乱入。
ここの吹音を回収するシーンが無駄に動きまくっていましたね(笑)
役者が全員が揃って今まで謡江に頼り切りだった2組は謡江不在のため見るも無惨な合唱に(^^;
まぁ1回戦と2回戦の謡江さんの貢献がなかったら他のクラスと張り合えてなかったですしね。
直前になってもやって来ない吹音のことを心配する律や蘭。
しかし丈途だけは無言の信頼を見せて。
吹音が合流しいよいよ3組の合唱が始まる。
吹音の丈途に対する信頼会場に来ていた父親の姿を見つけて怯える吹音。
しかしちょうどその間に指揮者の丈途が入る形となり。
丈途の笑顔を見て気持ちを落ち着けることが出来た吹音。
丈途に対する信頼が伺えるシーンですね。
予想はしていたけど…始まった合唱ですが歌詞の内容に会場の大半は戸惑い気味です。
部長だけは嬉しそうですけど。
いや曲自体は悪くないと思うんですがやっぱり歌詞が酷いです(笑)
特に出だしの「ぐちゅぐちゅ~ぬるぬる~むにゅむにゅ~しこしこ~」ってw
酷いのは予想していたけどそれをあっさり越えてくるのは流石としかいいようがない。
吹音との思い出曲を通して吹音との今までの思い出を回想する丈途。
曲が盛り上がってきたところで妄想の中の吹音も今まで純真なものではなくなっていき。
丈途は吹音に曲の後を託して…。
吹音さん覚醒ここに来て今までとは違う新曲を演奏する吹音さん。
そして今まで感じたことのないワクワクドキドキ感。
そして思い出すのは初めてクラリネットを演奏した時の幼い自分。
お父さんも厳しいだけではなくて娘の演奏に笑顔を向けていて。
凄い壮大です詩と曲と演奏がマッチし会場にいる人の心を響かせて。
オーケストラ音源は本当にどこから来ているんだという突っ込みすら最早無粋でしょうか。
皆の歌を聴いて吹音は音楽を演奏することが楽しい、もっと吹きたいと考え。
( ;∀;)イイハナシカナー
校長先生いいとこ取りです天才もまた人の子であり躓き、悩み、時には過ちを犯すこともある。
しかしそれ故にたどり着ける境地もあるという校長先生の言葉は深すぎる。
それを聞いた吹音の父はその場を去っていき。
吹音の演奏を見て閃学園での娘の成長をある程度は認めたということでしょうか。
全てが終わってクラス対抗戦は見事に3組の逆転勝利となり。
全てを出し切った丈途は思わずガッツポーズを取り。
吹音は丈途を名前で呼び始めるけど肝心なことは伝わりきらなかったですね。
純真な吹音さんには丈途の歌詞を理解するのはまだ早かったようです(^^;
来夏さんの馬鹿馬鹿しいという言葉がこの回を総括していますね(笑)
天才達の学園生活はまだまだこれからですクラス対抗戦の優勝賞品で吹音が行きたいと言ったのはウィーン。
オーストリアの首都でありクラシック音楽が盛んで「音楽の都」「楽都」とも呼ばれる都市。
吹音が選ぶ海外旅行先としてはまさにここしかないという場所でしょうか。
いつでもどこでも皆の夢を叶えようとする謡江さんは根っからのアイドルですね。
しかし丈途の事を諦めた訳ではないようでウィーンでコンサートを行うと追いかける発言。
三人の関係もまだまだ始まったばかりです。
今回は吹音が壁を越えたのと同様に丈途も壁を乗り越えた回だと思いました。
まず吹音ですが今まで彼女が自発的に音楽を演奏していたことはなかったと思います。
音楽を続けていたのも父の命令と自分には結局それしかないという義務感から。
しかし今回の合唱を通して音楽を演奏することの楽しさを思い出し。
今まで感じたことのないドキドキやワクワクを感じもっと演奏したいと自発的に思い。
ただそれも感じたことがないのではなく忘れていただけなんでしょうね。
初めて演奏した幼い自分は音楽を楽しみ父親も笑顔を向けてくれていました。
今まで忘れていただけで自分の音楽を必要とする人は最も身近にいました。
音楽に対しての向き合い方が変わった吹音は今後劇的に成長していくのだと思います。
そして主人公である丈途。
今回彼は偽ることのない全力の気持ちを込めて歌詞を書いてクラスの合唱に用いました。
でもこれって彼にとっては本当にもの凄い勇気のいる行動だったと思います。
中学時代にポルノ作家と言うだけで学校中の女子から忌避されトラウマになっていた丈途。
クラスの人に歌詞を渡してそれが僕の力だと言い切った丈途は本当に格好良かった。
自分の書いた歌詞でクラスの皆と合唱をやり切り彼も壁を乗り越えたのではないかと。
演奏終了後に「よしっ!」とガッツポーズした丈途の姿が全てを物語っていると思います。
さて作品全体に対する感想にも少し触れたいと思いますが。
第1話の時に私はこういった作品はどこまでバカ方面、エロ方面に、
突き抜けることができるかが重要ではないかと書いた気がします。
しかし肝心要のエロについては過剰ともいえる光渡しにより影を潜めてしまい。
それでも私がこの作品を最後まで見られたのは、
毎回予想を超えるカオスな展開があったからこそだと思います。
まぁ終盤は真面目な内容だったのでバカ方面に突き抜けたとも言えないんですが(^^;
この作品確かに設定や話がぶっ飛んでいてかなり人を選ぶアニメだと私も思います。
この作品を取り上げているブログやサイトが少ないのもそれを物語っていると。
でもやりたいことを全力でやり切ったという点は評価に値すると思います。
主人公の丈途も個人的にはお気に入りのキャラです。
年相応に恥じらいは持ちつつも性欲に真っ正直な男でした。
そして決める時にはビシッと決めてくれるところが良かったです。
下手に言い訳したり超鈍感で女の子に興味がないような主人公より余程好感が持てました。
ヒロインでいえばやっぱり来夏さんがお気に入り。
主人公のことを理解し時に叱咤し時に主人公を立てるというヒロインぶり。
あの抑揚のない独特なしゃべり方も個人的には好きでした。
あと最後まで気になったのはやっぱり部長の正体ですよね。
9話で更に謎が深まった部長ですが知りたければ原作を読めということでしょうね。
一応1クールでそれなりに話は纏めてきましたし良かったと思います。
製作スタッフの皆様、出演された声優の皆様。
本当にお疲れ様でした。
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