三者三葉 #04「むしろ生きがいです」人生も生きがいも人それぞれ。
活力を与えてくれる好きという気持ちを大切にしたい。



生き甲斐。人が生きる上で必要不可欠なもので、日々の生活を豊かにし人生に彩りを与えてくれるもの。それはその人の生き様というか本質を映し出す鏡のようなものと言い換えてもいいのかもしれません。自分が好きだと思えるものだから趣味にもなるし、その人の生き方に多大な影響を与えもする。今回は生きがいがテーマな回だけに、キャラがいつも以上に生き生きと輝いている姿が画面越しにも伝わってきます。
双葉の実は料理出来る設定や照の腹黒の始まり等々。その人の本質に密接に関わる部分なだけに、これまで見えなかったキャラの一面や、人格形成の大元となったであろうシーンを語るのにも適している。そして彼女らの強い個性は彼女らの好きな物や人に裏打ちされたものでもあり、だから生きがいとなり得るし、それは彼女らの日々を眩くしてくれる。そしてそれは何も二人に限ったことではありません。
例えば照同様に無類の猫好きである西山さんは、家で猫を可愛がる時には学校では考えられない姿を晒してくれるし、何かと照をライバル視して負け続けてはいても、それはそれで彼女の生活に張り合いを持たせてくれてもいる。幼少期は体の弱かった照の世話をして、今も面倒見の良さを窺わせる光の生きがいは妹の存在ですし、サプリや健康食を愛用する今の彼女の個性は、そこに根ざしたものになっている。
山路は自分の生活が不安定になろうとも葉子様に尽くすことに生きがいを見出しているし、小さな頃の口約束を信じている優も葉子様を慕いつつ、その一方で山路との水面下でのバトルを半ば楽しんでいる。自分にそこそこの自信を持ちつつ壮大な人生設計を立てて、それを元に日々を送っている桜も、人生設計に準拠した行動を取ることに生きがいを見出している。そして優も桜もその視線は未来に向いているのですよね。
だから生きがいは過去にではなく、現在とそこから続く未来にこそ求めるものなのかもしれません。在りし日の母親との思い出を回想しつつ、今の葉子様はそれに匹敵するくらい、双葉や照と時間を共有することを尊く貴重なものだと感じている。葉子様に限らず双葉や照にとっても、この三人で共に過ごす時間が彼女達の掛け替えのない「生きがい」になっていってくれたら個人的にはいうことないし最高に嬉しい。
彼女らが出会う前と出会った後の日々の輝きは、比べるまでもない程に葉子様の日々を華やかに豊かに彩ってくれている。そんなそれぞれの生きがいについて考えさせられた回でありました。アニメを見るのも一つの生きがい、日常系作品に癒しを求めることも一つの生きがい…なのかもしれないですな。
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双葉が料理上手だったとは、僕は料理からきしダメなのです。
また新キャラがでてきましたね、あまり絡んできませんでしたけど。
3人の仲もだんだん深まってきましたね。
ちなみに僕の趣味は読書です。